ブラックでカードローン審査に通るのは不可能!?その理由と対策

2024.10.04
ブラックでカードローン審査に通るのは不可能!?その理由と対策

カードローンを利用するためには審査に通らなければいけませんが、過去に自己破産や延滞をしてブラックになってしまっている人は残念ながらカードローン審査に通ることはできません。

カードローン審査でどうしてブラックが不利になるのか、ブラックで利用できるカードローンを見たことがあるが何故か、ブラックでお金借りる方法は存在しないか等、ブラックの方にぜひ知ってもらいたい情報を紹介します。

次のようなお悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。

  • ブラックリストに載ってしまった…借り入れできるカードローンはある?
  • 在籍確認なしで、スーパーブラックでも借りれる消費者金融が知りたい!
  • 超絶ブラックでも絶対借りれる極甘審査ファイナンスのカードローンは?

詳しくご紹介します。

ブラックでカードローンを利用できない理由は「返済能力の不安」

まずは、ブラックがどういう状況なのかについて確認しておきます。

ブラックとは

金融事故履歴があること。個人新情報に事故情報が登録されている状態を意味する。

金融事故としては、以下のものが挙げられます。

  • 延滞
  • 代位弁済
  • 任意整理
  • 個人民事再生
  • 自己破産
  • 強制解約

「ブラックリスト」という言葉を耳にすることもありますが、実際にそのようなリストがあるわけではありません。

いずれも、過去や現在において借金の返済が滞った、借金が満額返済できなかったときに登録されていることが分かります。

つまり、金融事故を起こしてブラックになるということは、著しく信用を失う状況になります。

カードローンを利用する上で重要なのは、申し込み者本人の信用、返済能力です。過去にスムーズに完済できなかった「ブラック」であることが審査に大きく影響することは言うまでもありません。

担保や保証人を必要としないカードローンだからこそ、個人の信用が最も重要視されるということを覚えておきましょう。

登録される信用情報機関の種類をチェック

借入の申し込みや契約手続きに関係する情報が、信用情報です。

信用情報機関は3か所あり、借入先によって登録先が異なります。

  • CIC:クレジットカード会社
  • JICC:消費者金融
  • 全国銀行個人信用情報センター:銀行や信用金庫など

クレジットカード会社で延滞や債務整理を起こしたときは、事故情報がCICに登録されます。

それならクレジットカードでブラックになっても消費者金融で借入できるのでは?と考えるかもしれませんが、そうではありません。

3つの信用情報機関では、延滞などの金融事故情報は共有されています。つまり、延滞や債務整理を起こしてしまうと他の信用情報機関に加盟している銀行や消費者金融などの審査にも通らない可能性が高いのです。

参考:指定信用情報機関のCIC

ブラックで利用できるカードローンは悪質業者の可能性が高い

ブラックでも利用できた、という口コミを見たことがあるかもしれません。

大手消費者金融では100%ブラックで借入することはできませんが、独自の審査を行っている中小消費者金融では確かに借入できたという実績も存在します。

しかし注意すべきは、中小消費者金融の中に闇金などの違法業者が紛れており、ぱっと見で判断することが難しいという点です。

信用が不足しているブラックの人に「必ずお金を貸します」「ブラックの人も歓迎です」などの広告を行っている業者は、人を集めるために手段を選びません。

甘い言葉に飛びついてしまった結果、高金利での貸し付けを受けて返済が苦しくなる、家族や知人に迷惑がかかることになりかねないのです。

また、カードローン利用や借入をするにあたり審査を行わないことはあり得ません。「審査不要」などと宣伝している業者は悪質業者だと考えて、決して利用しないようにしましょう。

悪質業者を見極めるポイント

知名度の低い中小消費者金融を利用するときには、正規業者であるか、安心して利用できるかを次のポイントからチェックしておきましょう。

  • 登録貸金業者情報検索サービスを利用する
  • 固定電話番号の有無をチェックする

正規の貸金業者は全て、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスに登録されています。ここで探せない業者は違法業者になりますので、決して利用しないようにしましょう。

参考:登録貸金業者情報検索入力ページ

また、悪質業者はすぐに逃げられるように拠点を公表していません。住所はもちろん、固定電話番号がない場合も怪しいと判断してください。

実際に利用した人の口コミをチェックすることもできますが、口コミを見るときは「ブラックでも借りられた」という情報ではなく、取り立てや金利についての情報を探すことが大切です。借りられても悪質な取り立てや違法金利を設定されたら意味がないということを認識しておきましょう。

ブラックの人がカードローンを利用するための対策をチェック

ブラックの人でも、カードローンを利用することはできます。それは、ブラック情報が削除されるまで待つ、ということです。

ブラック情報は永遠に登録されているわけではなく、一定の期間が経過すれば自動的に削除されます。

  • 延滞:契約終了後最大5年間
  • 代位弁済:契約終了後最大5年間
  • 任意整理:完済後最大5年
  • 自己破産:最長10年

金融事故を起こしても、10年が経過すればブラック情報は削除されることになるのです。ブラックでなくなれば、金融事故が原因で審査に落ちることはなくなります。

ただし、ブラック情報が削除されても申し込み時に安定した収入がなければ、審査に通ることはできません。

  • パートやアルバイトでも一定の収入がある
  • ある程度勤続年数がある
  • 総量規制を超える借入を希望しない

これらのポイントに注意しておきたいですね。

申し込んだだけでブラックになる「申し込みブラック」に注意

ブラックは金融事故を起こした人が登録される状態ですが、実は申し込んだだけでブラック扱いとなる「申し込みブラック」もあります。

申し込みブラックとは

短期間で複数のカードローンに申し込んだ状態のこと。それだけお金に困っている、何社も審査に落ちているという印象を相手に与えることで審査に悪影響を与えてしまう。

カードローンなどの申し込み情報は6ヶ月が経過すれば削除されます。カードローンを申し込む場合は短期間に複数もうしこまないよう注意しましょう。

ブラックでもお金を借りられる2つの方法

ブラックの人がカードローン審査をクリアするためには、ブラックでなくなることが求められます。

しかし、個人信用情報の事故情報登録が削除されるまでの間に借入が必要となることもあるでしょう。

そんなときは、次の2つの方法を検討してみましょう。

  • 質屋
  • 契約者貸付

それぞれの方法について解説します。

質屋

質屋は、担保となる品物を預けることでお金を貸してもらう仕組みとなっており、借入をするにあたり審査はありません。

個人信用情報をチェックすることもありませんので、ブラックでも質屋を利用してお金を借りることはできるのです。

ただし、質屋で借りられる金額は預ける品物(質草)の価値によって決まります。価値があるものがなければ、お金を借りることはできません。

質草となるものとしては、以下のものが挙げられます。

  • 宝石、貴金属
  • 時計
  • ブランド品

また、お金を返せば品物は戻ってきますが、返せなければ品物が取られてしまう「質流れ」となるだけで、督促が来る、ブラックになるということはありません。

質屋のメリットとしては、借りる金額は総量規制の対象にはならない点です。年収がなくても品物の価値に対した金額が借りられるので、困ったときの助けとなるでしょう。

しかし、デメリットとしてはカードローンよりも高金利であることが挙げられます。短期間で返済できれば問題ありませんが、長期間返済に要する場合は高額な返済となり品物を手放さなければいけないリスクがあることは覚えておきましょう。

契約者貸付

生命保険を利用していれば、契約者貸付制度が利用できる場合があります。

契約者貸付は解約返戻金を担保にお金を借りることができるもので、審査は一切なく比較的すぐにお金を借りることが出来ます。

解約返戻金の7~8割程度の金額を借りることができ、カードローンよりも低金利、融資を受けても保険契約が継続できるといったメリットがあります。

一方、借りたお金を返済できなければ満額保険金が減少したり生命保険が失効したりする恐れもあるなどデメリットもあることに注意しなければいけません。

まずは、自分が加入している保険に契約者貸付制度があるかどうかを確認してみましょう。

ブラックでも借りれるカードローンを探してる人のよくある質問

ここまででいわゆるブラックの状態でカードローンの利用は難しいことがわかりました。最後に、ブラックでもカードローンでお金を借りたい!という人のために、Q&A方式でよくある質問に答えていきます。

ブラックでも借りられるカードローンとは何ですか?

「ブラック」という言葉は、金融機関から見て信用情報が悪い、つまり過去に延滞や債務整理などを行ったことがある人々を指す業界用語です。このような方々でも借入れ可能なカードローンを「ブラックでも借りられるカードローン」と呼びます。

金融機関は通常、融資を行う際に信用情報機関のデータを参照し、申し込み者の返済能力や信用度を審査します。したがって、過去に金融トラブルを抱えていたり、債務整理を行ったりしたことがある場合、通常の金融機関からは融資を受けることが難しい状況になります。

しかし、一部の金融機関では、ブラックリストに記載されている方でも一定の条件下で借入れを許可するサービスを提供しています。

ブラックでも借りられるカードローンの審査はどのように行われますか?

ブラックでも借りられるカードローンの審査は、一般的なカードローンの審査とは異なります。審査基準が緩和されているため、信用情報が悪くても一定の返済能力があれば借入れが可能となります。

具体的には、収入証明書や税証明書を提出し、現在の収入状況や借入れ全体に対する返済可能な金額を証明します。また、一部の金融機関では、借入れの目的や返済計画などを具体的に説明することを求められることもあります。

これらの情報に基づき、金融機関は申し込み者の返済能力を評価し、融資の可否を判断します。

ブラックでも借りられるカードローンの利息は高いですか?

ブラックでも借りられるカードローンの利息は、通常のカードローンと比べて高めに設定されていることが多いです。これは、信用情報が悪いため、金融機関が取るリスクが高いと判断されるからです。

しかし、全てのブラックでも借りられるカードローンが高利息であるわけではありません。提供する金融機関やプランによっては、比較的低めの利息設定のものも存在します。そのため、複数の金融機関を比較し、自身の返済能力に合ったプランを選ぶことが重要です。

ブラックでも借りられるカードローンのデメリットは何ですか?

ブラックでも借りられるカードローンの最大のデメリットは、利息が高めに設定されている点です。このため、返済期間が長くなればなるほど、返済総額も増えてしまいます。

また、審査基準が緩和されている分、返済に不安がある方が借入れをしやすいという問題もあります。そのため、無理な借入れをせず、自分の返済能力をしっかりと把握した上で、借入れを行うことが重要です。

さらに、ブラックでも借りられるカードローンを利用することで、再び金融トラブルに陥る可能性もあります。このようなサービスを利用する場合は、返済計画をしっかりと立て、適切な借入れを心がけることが必要です。

ブラックでカードローンは利用できないので他の方法を検討しよう

ブラックになって申し込み者の信用が不足している状態では、カードローンを利用する事はできません。しかし、ブラックでも一定期間が経過すれば事故情報が削除され、審査に影響が出なくなります。

ブラックになった方はブラック情報が削除されるまで待ては、現在の収入状況によっては審査に通る可能性は十分にあるのです。

もしブラック状態でもお金が必要であれば、質屋や生命保険の契約者貸付の利用を検討しましょう。審査なしでお金を安心して借りる方法もあるということを覚えておきたいですね。